Windows11無償アップグレードをする方法と注意点

今回の記事では、Windows11へ無償アップグレードする方法について解説したいと思います。

実行環境について

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りお

Windows10からWindows11にアップグレードしていきます。

無料でWindows11にアップグレードできるのか

2024年5月31日時点でWindows10からWindows11への無償アップグレードが可能です

ただし、無償でアップグレードできる期間は限られているということに気を付ける必要があります。

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Windows10のサポートが終了するまでにアップグレードしておくと安心です。

例えば、現在はサポートが終了しているWindows7/8に関して、Microsoftは、2023年9月20日にWinodws10への無償アップグレードを終了させています。

これはWindows8のサポートが終了した2023年1月10日から約8ヶ月後のことです。

前回の例を見ると、サポートが終了したバージョンでもしばらくは無償アップグレードできる期間が設けられるということが言えます。

Windows10のサポート終了は2025年10月14日ですので、Windows11へのアップグレードを急ぐ必要はありませんが、次第にWindows11に対応したアプリやソフトウェアが主流になってくることが予想できますので、余裕があるときにアップデートしておくことをおすすめします。

メリットとデメリット

Windows11を使用してまだ1日足らずですが、それでもWindows10との違いをいくつか感じることができたので、以下にメリットデメリットとして共有させていただきます。

Windows11アップグレード後に感じたメリットとデメリット
メリット デメリット
  • ポップアップサウンドがおとなしい
  • メモ帳にタブ機能が追加
  • タスクバーのスペースが広い
  • ブラウザ上でソースコードが色付きで表示
  • アニメーションが滑らかに
  • ストレージの空き容量が増えた
  • エクスプローラーのファイル操作がやりにくい
  • アプリによっては操作に慣れが必要
  • 画像ファイルのサムネイルが表示されなくなった
  • 今まで使えたアプリが使えなくなる可能性

結論としては、Windows10からWindows11にアップグレードして良かったといえます。

現時点での問題といえば、少し操作に慣れないというところでしょうか。これからWindows11に触れていくことでスムーズに操作できることと願っています。

個人的には、メモ帳のデザイン変更がとても良かったと感じました。

今まではテキストファイルなどをメモ等で開くと、複数のウィンドウが開いてしまうので、切り替えが大変でしたが、今回のアップグレードによってメモ帳でも複数のタブを一つのウィンドウで管理する仕様に変わったので、とてもファイル操作が行いやすくなりました。

また、通知などのポップアップサウンドが以前よりも音が低くなり、おとなしくなっている点も気に入っています。

しかしながら、前の方が良かったと思う点もいくつか見受けられました。

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今後のアップデートにも期待です。他のアプリやソフトウェアでスムーズな操作を補完する手もありそうです。

一番大きく感じたデメリットは画像ファイルのサムネイルが非表示になっている事とエクスプローラー内でのファイル操作のやりにくさです。

今までは画像ファイルを大きく表示させると、どのような画像が保存されているかが一目で分かったのですが、アップグレード後はサムネイルが全て同一のアイコンに統一されていました。

もう1点は細かいことですが、ファイルを親のフォルダに移動させたい時に今までのようにマウスのドラッグ操作で移動できなくなっていました。

今まではフォルダ内のファイルを一つ上の階層に移したい時は、画面上部のフォルダ名が表示されているところにファイルをドラッグすると、ファイルが移動できたのですが、アップグレード後はそれができなくなっていました。

ですが、左側に表示されているフォルダにドラッグすることでファイルを移動できる点は以前と変わらないので、この機能を引き続き利用しつつ、新たな操作に慣れる必要がありそうです。

先ほども述べましたが、まだまだWindows11を使い始めたばかりなので、良い解決策がないか調査してみようと思います。

今後のさらなるアップデートに期待です。

Windows11への無償アップグレード方法

実際にWinodws10からWindows11にアップグレードする方法を解説します。

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実行環境によりますが、Windows11への更新ファイルのダウンロードに30分程度、Windows11へのアップグレードに2時間ほど要します。

以下、Winodws10の画面操作での解説になります。

タスクバーのウィンドウズのアイコンをクリック、またはキーボード上のウィンドウズキーを押して、上の画像のようにスタートメニューを開きます。

表れたメニューの中から「設定」の歯車アイコンをクリックします。

上のような設定画面を開いたら、その項目の中から「更新とセキュリティ」をクリックします。

「更新とセキュリティ」の画面に移動したら、左のメニューから「Windows Update」タブを選択します。

「Windows Update」タブを選択すると、上の画面のようにWindowsのアップグレード情報についての画面が現れます。

画面上部にWindows11へのアップグレードの準備ができていることが確認できますので、「ダウンロードしてインストール」という青いボタンを押してWindows11のアップグレードファイルをダウンロードします。

ボタンには「インストール」と書いてありますが、ダウンロード完了してもすぐに再起動されたり、勝手にWindows11に変わることはありません。

Windows11への更新ファイルのダウンロードが始まると、パーセント表示でダウンロードの進行状況が確認できます。

ダウンロード完了まで数十分かかりますので、このまま電源を切らずにしばらく待ちます。

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再起動前に必ず動作しているプログラムやアプリは終了させておきます。

Windows11への更新ファイルのダウンロードが完了すると、上の画面のように再起動が求められます。

起動しているアプリなどを終了し、再起動の準備ができたらコンピューターの再起動を実施します。

Windows11へのアップグレード完了後

Windwos11へのアップグレードが完了し、ログインしてみると、タスクバーなどのユーザーインターフェースのデザインが変わっています。

念のため、設定画面からWindowsのバージョン情報を確認し、正しくインストールできているか確認します。

タスクバーの検索フォームに「設定」と入力すると、上の画像のように検索結果が表示されますので、その中から「設定」を選択します。

設定画面を開いたら、左のメニューから「システム」を選択し、画面右側に現れた項目から一番下の「バージョン情報」を選択します。

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最新のバージョンがインストールされていることを確認します。

「バージョン情報」の画面に入ると、上の画像のように「Windowsの仕様」が確認できます。

エディション」「バージョン」「インストール日」という項目にそれぞれ情報が記載されていますので、最新のものがインストールされているか、日付は正しいか確認します。

アップグレード後に前のバージョンに戻せるのか

珍しい例ですが、やむを得ない状況においてWindows11へアップグレード後にWindows10にダウングレードする必要が出てくるかもしれません。

結論は、ある条件を満たせば可能です。

その条件とは以下の通りです。

  • アップデートしてから10日以内である
  • Windowsバックアップファイルを削除していない

Windows10へのダウングレードに関しては以下のサイトに詳細が掲載されています。

Windows11からWindows10に戻す方法を徹底解説! | Wondershare

ちなみにここでいうWindowsバックアップファイルとは、今回のような大型アップデートの際に、OS(C:)ストレージ直下に「Windows.old」というフォルダ名で自動的に保存される古いバージョンのバックアップデータファイルの事です。

エクスプローラーで確認すると上の画像のように「Windows.old」というファイルが確認されます。

このファイルは以前のバージョンで使用していたシステムファイルがそのままバックアップとして保存されているため、数十ギガ程の大きなデータサイズになることもあります。

しかし、Windows11にアップグレード後から10日が経過すると、自動で削除されるようになっていますので、特に気する必要はありません。

ここまでで、Windows11にアップグレードする方法と注意点については以上になります。

引き続きWindows11を利用しながら、最新情報や便利な機能などを紹介していきたいと思います。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました!

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